レビュー

【ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく - 堀江貴文 著】を読んで


今回の記事は

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく- 堀江貴文 著

を初めて読んだ上での僕なりのレビューです。


”初めて読んだ上で” というのも、これは僕のメンターから習ったことのなのだが、

良書は一度読み、自分がそこから成長してまた読み返すと新たな気づきを与えてくれる

からだ。

僕は堀江氏のこのゼロを一読して、間違いなく良書であると感じた。

だからまたいつか、読み返すつもりでいる。


【この本を購入したきっかけ】
さて、実は僕はこの本が発行されてから間もない2014年に購入したものの(2013年10月初版発行)、個人的な理由で本棚にしまったままになっていた。

この本を当時購入したきっかけは、2014年頃からだったか、スモールビジネスの起業ブームが押し寄せていて、僕もそういった人々が集まるセミナーに招待され、この本を読むことを推薦されたことだった。

当時僕は起業するアイデアは形にできたのだが、その分野で経験値が少なかったためにそのブームに乗る人生に移行しようとは思えず、この本を買ったものの読まずに本棚にそっとしまったのであった。


ゆえに、2014年~2019年の間、ニュース等で名前を聞くことはあっても堀江氏という人物を深くは知らなかった。

この本の中で述べられているが、堀江氏自身この本を執筆するまでは他者に自分を理解してもらうための自己開示をしない人生を歩んできたようだ。

あなたもこの本を一読すれば、堀江貴文という人物は、東大進学→在学中起業→金銭的成功、という裏で沢山の努力をしてきた、まさに 【努力の人】 であることが分かるでしょう。

そんな努力の人が綴ったこの本の中で、現時点の僕に特に響いた点は以下の4つである。


1. 物事の出発点は “掛け算” ではなく、必ず “足し算” であるということ:

今ではネットにアクセスすれば ”こうすれば上手くいくや、成功できる” というハウツーやノウハウ情報を簡単に時間とお金をかけずに見つけることができる。

そして、堀江氏も学生などから 「どうすれば仕事の分野で成功できるのか?」 という質問を多く受けてきたそうだ。 ネットでそういったハウツーやノウハウ情報を得るかのように堀江氏にもアプローチが多いようだ。

そういった質問に対して堀江氏は、そういった質問とはつまり “掛け算の答え” を求めていると言う。それはつまり、皆ゼロ地点で、”どうすればラクをしながら成功できるか” という問いへの答えを求めているというのだ。

だが、堀江氏は読者に ゼロ地点の自分(=0)に何を掛けてもゼロのまま と説く。

そして、だからこそ 物事の出発点は必ず ”足し算” 】 でなければ、前へは進めないと教えてくれている。

何かの分野で成功を目指し歩み出す人々にとって、”現代に多いノウハウコレクター” で終わってしまわないためにも、とても大切なマインドセットであると僕は感じました。


2. 仕事をお金を 「稼ぐ」 仕事に変えていくというマインドの重要性:

堀江氏は以下のように読者に問う。

「あなたはいま、働くことを ”なにかを我慢すること” だと思っていないだろうか?」

「給料のことを “我慢と引き換えに受け取る対価” だと思っていないだろうか?」

このように問う堀江氏も、初めて働いた中学時代の新聞配達が “我慢と引き換えにお金を受け取る” 経験だったそうだ。しかし、大学在学中に起業し働くことで、お金が “我慢の対価” という意識が消えると共に、お金に対する価値観も変化したとのこと。

そして、堀江氏は ”我慢することで、つまり自らの時間を差し出すことでお金をもらっている多くのビジネスマン” に対して、

お金とは ”もらう” ものではなく、”稼ぐもの” である
たとえ会社員であっても、自らの給料を ”稼ぐ” 意識を持たなければならない

と説く。また、【積極的に稼いでいくために、自分は ”時間” 以外のなにを提供できるのか】 を考えるようにと読者に求める。

堀江氏は 仕事の喜びとは創意工夫できることにある と説き、新規事業を起ち上げることに限らず、能動的に取り組むプロセス自体が “仕事をつくる” ことである と教えてくれている。

「やりがいをつくるのも自分なら、それを見失うのも自分。どんな仕事も楽しくできる」

という堀江氏の言葉は、僕の心の中にしっかりと留めておきたいと思いました。


3. 現代は、お金よりも 【信用】 が価値を持つ時代であるということ:

堀江氏は お金とは ”信用” を数値化したものである と説く。  

この考え方は何年も前に学んだことではあったが、再度この本の中で言及されていたので、重要な考え方として再認識させられた。

貨幣は元々は物々交換の利便性を上げるためのツールとして産み出されたものである、ということくらいは義務教育過程でまともに勉強した人であれば分かる。

そしてそれぞれの国で独自の貨幣が生み出され、経済がグローバル化するにつれてその国の信用度、経済力、国による貨幣の供給量に応じて貨幣の価値も相対的なものになった。

つまり、現代において貨幣そのものにはもはや実態価値はないわけだ。

この著書で堀江氏は、貨幣とは

【価値なきものに信用(クレジット)を付与した“しるし” に過ぎない】 と述べ、

貨幣の価値は、それを発行する国に対する “信用” のおかげであると解説してくれている。

この箇所を読むだけで、読者は現代のお金の本質を理解することができると僕は思いました。

以下は社会人として、僕もしっかり心に留めておこうと思った堀江氏の言葉です。

「10の信用があれば、100のお金を集めることができる。けれども、100のお金を使って10の
    信用を買うことはできない。」

「人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるの
    はお金ではなく、信用なのだ。」


4. “他者を信じること” とは、”裏切られるリスク” を引き受けること:

最後のポイントになるが、このことは個人的に僕の心にとても響いた。というのも、僕自身人生で裏切りを経験し深い悲しみを経験したことが中学生時代にあったからだ。 ずっと信頼を寄せいていた人に裏切られるというのは、誰にとっても辛い経験だと思う。僕自身、その経験ゆえに高校生の間軽い人間不信に陥っていた。その傷を癒すのに時間がかかった。

堀江氏もそれを経験したがゆえにこの本の中で “人に裏切られる” ことについて自身の考えを綴っているわけだが、それを人生で経験した人にとって、堀江氏の言葉はその傷を癒す力があると僕は感じ最後に触れておこうと思った。 堀江氏は以下のように綴っている。

“他者を信じること” とは、”裏切られるリスク” を引き受けることでもある。
    それで裏切られたからといって不平不満を述べるのは筋が違う】

信じるか信じないかの二者択一なら信じたほうが楽しいし、前向きに生きていける

【人の気持ちなんて、究極的にはわからない。そして、わからないからこそ、僕は信じる

【人の心がわからないからと周囲を疑って生きるのは、あまりに寂しい人生だ】


特にオススメしたい人:ゼロ地点から成功へ向けて歩み出そうとしている人・
                   今の仕事への向き合い方を変えたい人

この本に書いてあることにこれを読む方全員が共感するわけではないと思う。

しかし、少なくとも僕の心には堀江氏の言葉は温かみをもって届いた。
上記4つは僕個人の心に特に深く響いた点であり、他にも紹介したい箇所は多い。

しかし、どの箇所がどう読者に深く届くかは人それぞれ異なると思うので、僕からの内容の紹介はこの4つに留めておこうと思う。

これから何か新しい分野で一歩を踏み出し成功していきたいと願っている方だけでなく、
今の自分の仕事への向き合い方を変えたいと想っている方にもこの本は参考になるのではないでしょうか。一度手に取って読む価値のある良書です。

この本が気になった方は以下からご購入できます:


ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

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