SRコンサルタントのやすとです。
今回はふと頭をよぎったこの記事の問いについて考えてみました。
幼少の頃は 「人は自分にはない特質を持つ他者に惹かれる」 とよく耳にしたものだし、大学生になって一時期恋愛について考えていたとき、ある心理学の大学教授ですら 「心理的に人は自分と真逆の性質の他者に魅了される」 と言っていたのを覚えています。 またある人は、それはまるで 「磁石のN極とS極が引き付け合うのによく象徴されているよ」 と言うかもしれません。
しかし、僕の今までの人生を振り返り自分の人生や多くの他者を観察した上で、いくら心理学の大学教授が上記のことを述べていたとしても、上記の3点はこの記事の問いに対する答えにはならないと僕は考えています。言ってしまうと、僕が辿り着いた仮説的答えは
【人は自分に潜在的にある好ましい性質を持つ対象に心惹かれる】
です。
磁石の振舞いから人の心の働きという思考の飛躍は適切ではない
確かに、物理学を持ち出せばこの世の全ては説明できるはずという前提の元、磁石のN極とS極(真逆の磁極)が引き付け合うことから、人の心惹かれる状態を説明することは可能だろうと思いたくなる思考は分からなくはないです。
しかし、磁石のN極とS極が引き付け合っているのは、それぞれの磁極が ”真逆の性質だから” というよりも、一つの磁石が産み出す磁場の流れの方向性を示す手段として磁石にN極とS極が割り振られており、その方向性に沿うように周辺の他の磁性のある物質が整列させられ、”あたかも真逆の極が引き付け合っているように見えている” のが真理ではないでしょうか。
そもそも人の心が磁石と同じように ”方向性のある磁場” を発しているという科学的証拠となる論文を僕は読んだことがありません。
ゆえに、磁石の真逆の磁極が引き付けあっているように見えることから 「人は真逆の性質の他者に心惹かれる」 と思考を飛躍させるのは適切ではない、ということです。
僕はこの記事の問いへの仮説的答えに辿り着くには2つのヒントがあると考えており、
それが
- 【同じ波動を放つもの同士が引き寄せ合う】
- 【人は常に自身の心の構造を外界に投影して生きている】
という2点です。 以下でまずはこの2つのヒントについて考察してみました。
ヒント1:同じ波動を放つもの同士が引き寄せ合う
まず1つ目のヒントについて。
私たちの眼に映る ”現実” に何かをもたらすという観点では、
「 思考は現実化する - ナポレオン・ヒル著 」 という本から広まった考え方である、
【人の思考が思考対象を引き寄せる】 ということに、この本を読んだことがない人でも30年近く生きてきたのであれば薄々気がついているのではないでしょうか。
これは現在では 【引き寄せの法則】 として知られ、さらに踏み込んだ研究では
【同じ波動を放つもの同士が引き寄せ合う】 と考察されています。また、スピリチュアルな
分野では 【思考の実態は波動を伴うエネルギー】 であると考察されています。
ところで、全ての物質は粒子から成り、量子力学によると 【全ての粒子は波動の性質を持つ】 とされています。*アルベルト・アインシュタインの光量子仮説によると光を含みます。
つまり、全ての物質は波動を放っています。
*波動は上記で言及した磁場とはことなります。波動とは、端的には “波” のことです。
参考までに波動についてはコチラから。
生物学的には脳内の伝達物質の伝達によるニューロンの発火現象を起点にして思考が起きていることは確かですし、【伝達物質の伝達の総体が思考である】 と仮定すると、
【思考は波動を伴うエネルギー】 として捉えるという見方には僕は個人的にうなずけます。
ここで 【同じ波動を放つもの同士が引き寄せ合う】 の真偽について個人的に考察するために
波の性質について考えてみました。
水面上の波を想像していただければ分かりますが、逆位相の波を左右から当てると波は弱め合い消失します。物理学でもこれは証明可能です。 参考:波の干渉 - 干渉の条件
逆に、【同位相の波を同方向から当てている間、波は調和し存在する】 ことができます。
波の干渉の条件からすれば、この場合むしろ単に波が存在し続けるだけでなく強め合います。 参考:波の干渉 - 干渉の条件
よって、ある波動を放つ全ての物質が調和して存在するためには、それら全てが同位相の波で同方向 (方向性が近ければよい) に波を放っていなければならないということです。
思考のエネルギーは捉えどころがありませんが、私たちが人の体に収まってこの3次元を経験するために肉体という物質と常に共存していることは明らかです。つまり、生きている限り、
私たちは多かれ少なかれ波動を放って存在していることは真実でしょう。
それはまた、【私たちに生きる意志がある限り、波動を放つ意志がある】ということでもあります。
上記の波の考察からして、私たちは自分という存在を肯定する場合、
無意識的に ”逆位相の波動を放つ存在” と共に存在する選択をするでしょうか?
答えは明らかなはずです。
ゆえに、僕は【同じ波動を放つもの同士が引き寄せ合う】 は正しいと信じています。
*僕は、上記の波の考察からすると波そのものは引き寄せ合う力を持っているわけではないので、
”引き寄せ” というよりも ”必然的出会い” がより正しい表現と個人的には感じています。
日本のことわざにもある ”類は友を呼ぶ” の方にこの記事の問いへの仮説的答えが隠されているということです。
ヒント2:人は常に自身の心の構造を外界に投影して生きている
次に2つ目のヒントについてですが、それが 故心理学者 カール・ユングの言葉にあります。
それが以下の一文です。
“Whenever humankind looks into the void, he or she projects there,
the structure of their own psyche.” - Carl Gustav Jung
- 人が何もない空間を見ると、必ずそこにその人の自身の心の構造を投影する - (わそら訳)
天才と称された心理学者のカール・ユングは、「人が何もない空間を見た際に、必ずそこに自身の心の構造を投影する」 と洞察していたのです。
僕はこの洞察が 【人の心の真理】 であるとすれば、
“何もない” 場合に既に投影を起こしているのだから、”何かがある” 場合にも同様に気づいていないだけで実は投影しているのではないかと考えます。
僕がこのように考える理由は、僕自身、環境が高校 → 大学 → 社会人と変わった際に、なぜか似たような人間関係、似たような状況、といった似通った周辺状況が自然と出来上がってしまうのを経験してきた経緯があるからです。読者の方にも、環境を変えてもなお似た現実パターンを経験した覚えがあるという方が少なからずいるのではないでしょうか。
これはつまり、僕を含め私たちは ”自分の中にある何か” を外界に投影している生きているということではないでしょうか。
引き寄せた対象と投影する像とのマッチの仕方で脳は感情的反応を起こす
僕は上記で言及した2つのヒント、
- 【同じ波動を放つもの同士が引き寄せ合う】
- 【人は常に自身の心の構造を外界に投影して生きている】
よりこの記事の問いである 「人は自分と逆の性質を持つものに魅了され、心惹かれるのか?」 への仮説的答えが得られると考えました。
まず思考は波動を伴うエネルギーと捉えられ、その波動が私たちの目に映る形で私たちの ”現実” にその波動と共鳴する波動を放つ対象を物理的に引き寄せる (必然的に出会う)。 そして、物理的に引き寄せた対象を視覚で認識したとき、その人の心が投影する像とのマッチの仕方(= 心の構造へのマッチの仕方 )で対象に対して脳は感情的反応を起こす。
このとき人の主観的視点に立つと、
好ましい感情的反応が得られればその対象に人は好意を抱き、
その反対であれば遠ざけようという無意識的選択が起こる。
誰しもネガティブな感情は人生で極力感じないでいたいと思うのが健常な人の心理だと思います。
つまり、人が外界のある対象になぜか心惹かれてしまうという場合は、
その対象の性質が実はその人自身の心の構造において潜在的にポジティブな部分であり、
逆に無意識的に外界のある対象を遠ざけようとしてしまうという場合には、その対象の性質が実はその人自身の心の構造において潜在的にネガティブな部分ということではないでしょうか。
僕の仮説:人は自分に潜在的にある好ましい性質を持つ対象に心惹かれる
従って、【心惹かれる対象】 は、ある個人が思考の波動で物理的に引き寄せた (必然的に出会った) ものであり、加えてその人の心の構造において潜在的にポジティブな部分が ”現実的” に投影された像と言えます。
ゆえに、真逆の性質のものは私たちの周囲に意識的に引き寄せることもなければ、何かのきっかけで引き寄せたとしても、その対象に好ましいという感情は抱かないはずなのです。
よって、僕は 「人は自分と逆の性質を持つものに魅了され、心惹かれる」 は真ではなく、
【人は自分に潜在的にある好ましい性質を持つ対象に心惹かれる】 と洞察しています。
この記事を読んで、自分が “現実” に投影している 【心の構造】 について興味を持った方、
また、環境を変えても同じような問題を引き起こしてしまい悩んでいるという方、
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