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買い物の際に【事実と印象】あなたはどちらを基に選択していますか?

                                                                                          user17882893


私たちはある行動をする前に必ずなんらかの選択をしています。

例えば、お昼に何を食べるか、どのカフェに行くか、そしてどの洋服を着ていくか、etc...

日々を振り返れば、意識的にしろ、無意識的にしろ、数えきれないほどの選択をしていることに気付くでしょう。


そしてその選択において必ず【なんらかの情報】を基にその判断をしています。


上記の例を用いれば、お腹の好き具合、体調、食べたい料理、気温、などを基に昼食を決め、一人で早くすませるのか、食後もゆっくりするのか、あるいは友人または恋人と行くのかでどのカフェ、服装にするか、を決めるといった具合です。


上記の例で言うと、9割 【事実情報】を基に判断し、1割【印象情報】で決めていることが分かります。

【印象情報】の1割とは、”どのカフェ、服装にするか” という部分ですね。



実は上記の昼食の例に限らず、

「正しい あるいは 上手くいく 選択は、その9割が【事実情報】ベース」

なのです。



しかし、こと現代の消費社会において買い物つまり ”人が対価を払い価値あるものを手に入れる” という選択の場面に直面すると、8割以上の人が上記が逆転し、判断情報の9割を【印象情報】に依存してしまっているのです。


これは ”人が何かを手に入れたい” という欲求を起させる情報と人の脳の関係性を紐解くと原因が見えてきます。


人の大脳には左脳と右脳がありますが、左脳は論理を紐解くことで対象を理解し、右脳は人の五感といった感覚情報を処理することで対象を理解しています。加えて、右脳は五感からの入力を基に左脳よりも短時間に非常に多くの情報を処理することが知られています。

少し深い話をすれば、言語などのシンボルを扱う左脳は右脳よりも発育の次期が遅いです。具体的には、赤ん坊は言葉を覚える前は右脳で外界の情報を処理した後に感情表現・欲求表現をしており、”6歳を過ぎる頃になると、言語機能をつかさどる左脳を育てる” 次期に移行していきます(参照:1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き - 加藤俊徳著)。 しかし脳の観点では一度身に付けた能力は失われることがないため、右脳は6歳以降も実は私たちが言語化して解釈する以前に非常に多くの情報を処理しているのです。そして6歳以前の状態が故に、一般的に右脳と本能(生命維持と情動)を司る大脳辺縁系との神経接続も左脳よりも優位にあります。


つまり、人の脳がある対象の価値判断をしようとする際には五感から入ってくる【印象情報】に影響を受けやすく、【印象情報】に依存した方が思考にエネルギーを注がずにいられ楽なのです。そして、普通の人はエネルギーをセーブしたい、つまり労力のかかることはしたくないという本能を持ち合わせているため、買い物に際しては【印象情報】が価値判断の9割を占めてしまうという逆転が起きやすいのです。


そしてやっかいなのは、一度ある対象に脳内で印象が付加されるとその印象を剥がすことができない (時間がかかるが上書きは可)。 この人の脳の仕組みが故に企業は自社製品のマーケティング (広告) やパッケージングに投資するわけです。 例えば、人気芸能人を起用した商品のCM、捨てるのももたいないとまで感じさせるデザイナーによってデザインされたパッケージ、etc...。


もちろん、実態も印象も良いことが明らかであれば、印象情報に依存した買い物もよいとは思うのですが、この資本主義消費社会においては、企業はものやサービスを売るために実態以上に印象を良く見せてしまうということが多々起こっています


このような記事を書いている僕も、現に過去に上記が故に買い物において失敗する経験もしてきました(^^; しかしその失敗からこの記事に書いている通りに気づきを得て、今は商品の実態を見た購入判断を意識できるようになりました。例えば、健康食品の購入では栄養成分表示を必ず確認する等ですね。


あなたはどうでしょうか?



「正しい あるいは 上手くいく 選択は、その9割が【事実情報】ベース」



これは、"対価を払って価値あるものを手に入れようとする場面においても" あてはるルールであると言えます。



ぜひ心の片隅に置いておいてみてください。




やすと


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