自己創成

自己実現へと向かうプロセスについて

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私の人生では12歳の頃から成長意欲が高まり始めた。

ちょうど、パイロットになるというと目標を持つようになってからのことだ。

 

私の人生経験は一例であるが、人は「人生の目的」や「目標」を定めると、その目標と現在の自分とのギャップを直視せざるを得なくなる。しかし、そうすることで単なる頭の中にある「思考」を現実化する具体的なプロセスが始まる。

 

何よりも、「成功意欲」や「成長意欲」が内側から湧いてくる。
だから、自己実現へと向かう成長をするためには目的や目標を持って生きるということが
欠かせない。

 

ここで、この記事で取り上げたいことは、
その「自己実現へと向かう成長プロセス」についてだ。

 

私は大学一年の頃から自己実現についてよく考えるようになった。その頃からネット上で、「人が自己実現に至る過程はリニアー(直線的)か? それともオーガニック(有機的)か? 」といったテーマで議論する大学教授の意見にもよく目を通すようになった。

 

ここで表現する オーガニック とは、
植物の成長が個体ごとに異なり、同種のものでも単一的でなかったり、環境要因に影響を
  受けるように、人の自己実現も同様に有機的なものである
ということを意味している。

 

 

この対義語としての “リニアー” とは、「ロボットに良質なプログラムを最初にインストールするとそのロボットは以後上手く機能するように、人の自己実現も人生初期から産業で役立つ人間となるための正しい教育を受け、社会的成功路線に始めから乗れるかどうかで決まってしまう」ことを意味する。

 

数ある大学教授の意見の中でも私の心に残った主張は、Sir Ken Robinson氏によるものだ。以下のTED Talkでのスピーチでは、Robinson氏は自身の主張を端的にまとめているのでぜひ一度ご視聴いただきたい。

 

*設定より日本語字幕をオンにできます。

 

Robinson氏は、 このスピーチ内で

“Education in a way dislocates very many people from their natural talents.”

“(既存の) 教育を受ける過程で、とても多くの人々が、言ってみれば、先天的に持っている
  才能を活かせる人生の展開から外れていってしまう。”
 - わそら訳

と主張するが、その主張の本質は個人の自己実現へと向かうプロセスと密接に関連している
のではないか。

 

私は、Robinson氏の主張や私自身の学生生活を振り返た視点、そして6年間研究してきた人間学とも言える占術の視点からしても、個人の自己実現へと向かうプロセスは有機的なものだと考える

 

このブログを読んでくださっている現在成人以上の日本の方の中にも、学生時代を振り返って学校教育(とりわけ義務教育課程)が自身の自己実現には役立たなかったと感じる人もいるのではないだろうか。

 

私が日本の受験競争社会を経験した中学・高校の頃を振り返ってみれば、昔ながらの教育環境では一定の期間に一定量の学習成果を上げられる人だけが評価される仕組みになっていた。
そして、左脳から生まれる能力、すなわち論理力を発達させやすい個人が評価される環境に
あった。

その環境で評価されない個人(とりわけ、右脳寄りの人々)は、社会に出てからは役に立たないといった目で大人からは見られがちであった。

 

しかし、戦後の日本の高度経済成長期を支えるための、機械的に成果を出せる人材輩出促進の仕組みは、個々のセルフが設計してきた自己実現のための経験の設計図に役立たないケースがほとんどではないだろうか。

 

私がSRコンサルティングをする際には3つの占術を用いるのだが、
その中のメインとなる西洋占星術の視点からすれば、個人の自己実現へと向かうプロセスが
本来有機的であることは明白だ。西洋占星術は個人が感じられること・感じられないことや、
個人の内側で自然に沸き起こる意識の変化を明示してくれる

 

まず、そもそも人によって何を感じ、何を感じられないのかが異なっているのだ。人は感受性があることに対しては興味が自然と湧きやすく、そしてその対象を学習した際の吸収も速い。学習対象の吸収が速いということは、そのことに関して他者よりも成長が速いということを
意味する
。これはつまり、

「ある対象に感受性がある」=「その対象にタレントがある」ということなのだ。

 

 

また、人は意欲が湧かなければ行動を起こさない。
よって、冒頭で説明したように主体的に目的や目標を定めて成長意欲を自発的に起こすか、
セルフの経験の設計図に組み込まれた内面の意識の変化が自然に生じなければ自己実現へと
向かう成長プロセスは始まらない

 

近頃はRobinson氏や同意見の教育改革者の活動に触発されて「個人にマッチした教育」を提供する企業が生まれ、教育環境は革命を迎え始めている。そして、インターネットの恩恵でそういった企業が提供する「個人にマッチした教育」にリーチしやすくなっている(手が届きやすくなってきている)のは喜ばしいことだ。

私のSRコンサルティングも、個人が自己実現へと向かうプロセスを3年分短縮できるという点で、個人にマッチした教育のカテゴリーに入ると言える。

 

だから、日本の古い制度によって作られた環境が自身の自己実現に役に立たなかった過去が
ある人、そういった環境で評価されず、ありのままの自分に自信を失ってしまった人、自分の感受性を活かして今を生きられていない人でも


「今ここから」自身の自己実現のために「目的」や「目標」を定め直し、成長しようという
意志を持って一歩を踏み出すことを断念しないでいただきたい。

 

自己実現へと向かうプロセスは、本来有機的なものであるからだ。

 

 

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